民泊
民泊とは、法令上の明確な定義はないですが、住宅(自宅、戸建て住宅やマンションなどの共同住宅)の全部または一部を活用して、旅行者等に提供するサービスやビジネスモデルを一般的に「民泊」と言います。近年では、インターネットを通じて空き家を短期で貸したい人と宿泊を希望する旅行者とをマッチングするビジネス(AirbnbやBooking.comといった民泊仲介サイト)が世界各国で展開されています。さらに日本国内においても、コロナ禍以降急増している訪日外国人観光客の多様なニーズへの対応や少子高齢化社会を背景に増加する空き家(全国で900万戸とも言われている)の有効活用の観点から民泊への期待は高まり続けています
どの法律に基づくか
民泊は、「住宅宿泊事業法」という法律によって規制され民泊を正しく運営する必要があります。この法律は安全や衛生の観点から宿泊施設の基準を設け、民泊業者に登録や申請を義務付けるものです。また、地域住民の意見を尊重し、騒音や迷惑行為を防止するための規制等も含まれています。この法律によって家主は安全に部屋を貸し出すことができ、旅行者は楽しい時間を過ごすことができます。
2018年以前は民泊を始める際、「住宅宿泊事業法」という法律が存在せず「旅館業法」に則り行政の許可を得る必要がありました。しかし、旅館業法に定められた要件はかなり厳しく、許可を得ず違法状態のまま営業を行っているケースが多数見受けられました。民泊の需要が高まった現在では、「住宅宿泊事業法」が制定され民泊ビジネスが始めやすくなっています。是非、副業からでも挑戦を始めてみてはいかがでしょうか?